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2015年07月01日
奥歯のむし歯予防は、シーラントで!

仕上げ磨きをしていても、奥歯を磨くことを嫌がるお子様は多いように思います。

原因は様々にあるようですが、奥の歯茎部分を強く磨いてしまいお子様に痛みや不快感が出ている場合や、口の奥の方へ物が当たる感覚があるとえずいてしまう(嘔吐反射)などもあるようです。

しかしこれから長い期間使用する奥歯、特に乳歯の奥歯や生えたての6歳臼歯・12歳臼歯を守ることはとても重要です。

そのための1つの方法として、私たちは「シーラント」を提案しています。

 

奥歯の中で、特に汚れを磨き落とす事が難しいのは歯の咬む面にある溝(裂溝)と、歯と歯の間(隣接面)です。

清掃方法としては、裂溝についてはハブラシ、隣接面についてはフロス(糸ようじ)を使って磨いて頂くのが基本ですが、意外と裂溝は深く、特に粘着質の食べ物などは歯ブラシでしっかりとかき出せないこともあります。

 

そこで奥歯の裂溝から広がるむし歯対策として有効なのが「シーラント」です。

裂溝に直接乳白色の樹脂を流し込み、溝を浅く塞ぐことで、裂溝に食べ物が詰まりにくくなるようにし、そこから発生するむし歯を防ぎやすくします。

ただし恒久的な処置ではなく、生活の中で剥がれてくることもあります(そのまま飲み込んでも問題ありません)。場合によっては再度シーラントをしなおすこともありますが、しっかりと磨きにくい乳歯時期の奥歯や、生えたてで柔らかい永久歯などの保護を一時的に強めるために特に活躍する処置です。

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